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地方創生って結局なに⁇ヒカルと生配信しました!

押忍、ヒカル応援団・童拳坊主のシンです!

3月のヒカルとのトークは、ちょうどヒカルが帰省してきたタイミングと重なったので、自治会の集会所を借りて、ふたりでオンライン配信となりました。

そうです、このコラムのアイキャッチ画像にもなっている集会所です。

ヒカルとわたしの原点とも言えるこの「聖地」でオンライン配信ができるとは…!メチャメチャ感慨深いことです。

ヒカルの軌跡・奇跡を辿って「地方創生」について考える

日頃、「ふるファンClub」のFacebookコミュニティでシェアしているふたりのオンライントークを、今回はFacebookとInstagramのライブ配信でやろうとするからには、いつもと違うテーマや切り口のお話がしたい、ということで、ヒカルの会社立ち上げからこれまでの軌跡を辿って、ヒカルの考えや行動を分析してみよう、という試みも含ませてみました。

ヒカルは一貫して「地元をなんとか盛り上げたい」「地方から日本を元気にしたい」という信念に基づいて行動してきているので、ヒカルの軌跡を辿ることで、「地方創生」につながるヒントが見出せるかもしれない、という魂胆です。

初期のヒカルとわたし

ヒカルが会社を起こした頃、わたしたちがやっていたのは思いっきりローカルでミクロな活動でした。

それは、わたしが童拳坊主としてやっていた「地域の夏祭り」の企画・運営だったり、自治会のグラウンドゴルフ大会にヒカルのお世話になっている方々を招いて体験してもらったり…といったもので、

オレらはこれが好き!これが田舎の良さなんよ!

とずっと強く感じていたことを、とにかく周りの人と共有したいという一心でガムシャラに行動したものでした。

しかし、いざフタを開けてみると、地域の夏祭りのステージ企画で「大同窓会」という、世代を超えて思い出話をするイベントをやってみたところ、賛否両論あったものの、翌年の実行委員会では有力な実行委員から

あんなモンは集会所でやれ!夏祭りのステージではわかりやすい派手なモンやれ!

と盛大にダメ出しを喰らうハメになり、

自治会のグラウンドゴルフ大会では、都会のノリの団体が、都会のテンションで、田舎で楽しむレクレーションを満喫いただけたのは良かったのだけど、いつもの、

自治会のおじいちゃん・おばあちゃん、オィサン・オバちゃん、GWに帰省してきた若いの、子どもたちが、和気あいあいと、仲良くのんびり楽しむ雰囲気

にはちょっと馴染みにくい光景だったな…という大反省会となり、思いっきり空回りしちゃってました。

ヒカルにいたっては、事業の利益にはならないけど、何かヒントがあると信じてボランティアで神戸と下関を行き来し、しょっぱい経験をすることになりました。

繰り返される「地方創生ってナニ…⁇」の自問

これらのしょっぱい経験からヒカルは考えます。

夏祭りの実行委員は、皆結局ボランティアでやっています。これって、他に働き口があって収入があり、生活ができているから成り立ってるわけです。

生活もままならない状況では、人のために無償で夏祭りのボランティアやっている場合ではない…

田舎では、「儲ける = 悪」というイメージが強く、特に まちづくり に関しては「ボランティアで行うもの」というイメージがガッツリこびりついている感じがします。

まちづくり に 金儲け といういやらしいモンを持ち込むな!

という空気をビシバシ感じます。

この辺りのマインドに、まちづくり がうまく行かない原因が潜んでいそうです。

ヒカルはここに、儲けることは正義だ!というマインドを組み込む理論を展開しています。

社会の経済を巡る血液が お金 である、とよく喩えられます。

それなら私たち一人ひとりが財布からお金を支払う、これはいわば「出血」、痛みを伴う行為ではないか。

そうやってみんなが痛い思いをしてまで得たいものやサービスを提供し、その材料や雇用のために地域にお金を循環させる。

これが地方創生のシンプルな理想形でしょう!

例えば、豊北町にコストコがドーンとできて、人もいっぱい来ました、雇用もいっぱい生まれました。良かった良かった!地方創生大成功‼︎ といえるでしょうか。

イヤ、もちろん「これぞ地方創生」という人もいるでしょう。

でもきっと、多くの豊北町住民が描いている地方創生は「コレジャナイ」。

地方に大資本がきて、地方のカネを吸い上げて中央に持って帰る…ではないんですよね。

地域にお金が還っていく仕組みでないと続けられないし、ボランティアではまちが潤わない…。

なんとなく、イメージできてきました。

じゃあ、どうやって実現しよう

オンライン配信を視聴してくださっていた方がコメントしてくださいました。

イメージを明文化・可視化して見せることって大事

この方は、日本全国に「ふるさと」を持とう!というコンセプトの「ふるさとシェアリング」通称 “ふるシェア” を展開しており、都会生まれ、都会育ちながら、田舎を巡って「ふるさと」を探しておられるまさに真っ最中の方なんです。

これはその実体験から搾り出された言葉なんだな…と思います。

ヒカルやわたし以上に大変なことだと思います。田舎にポーンと飛び込んで、「ここを日本中の人たちの『ふるさと』にしたいんです!」と持ちかけるわけですから…。

地域の人、夏祭り実行委員会、やろうとしているプロジェクトに関係する人たちみんなが同じイメージを描けるように、プロジェクトのイメージを明文化・可視化する、「百聞は一見にしかず」を実践する。

ヒカルやわたしは、「いきなりやっちゃった」のが失敗だったのかな…?

もっとしっかりプレゼンして、やろうとしていること、将来的なビジョンやイメージを可視化して示すことができてなかったな…と痛感しました。

この失敗の解決にもなりますが、ヒカルがこれまでに気づいた、うまくやり抜くコツが「少数精鋭でやっちゃう」ってことです。

プロジェクトを実現するために最小の人数で取り掛かってしまう。

そうすれば、イメージを共有すべき人数も最小限で済んで、食い違いや勘違いが起こりにくいですね。

だいたい「最小限のメンバーって誰だ?」って考える段階で、そのプロジェクトを実現させるためには押さえておかないといけないキーパーソン的な人物は誰か、洗い出されるはずです。

ウチの自治会で、スポーツ愛好会の新しい行事をしようっていうんなら、あの人がウンと首を縦に振らんにゃ無理じゃの…周りも一斉にあの人のリアクションに注目するじゃろ〜しな〜。

みたいな。

田舎ならではのハードル

何度か紹介したエピソードですが、わたしが豊北町で、特に高齢の方に何か自身の意見やアイデアを説明すると、

そりゃダメいや

って言われます。ほぼ100パー。

市外から来られた方からも

「みなさん他人に厳しいっていうか…まず否定から入るんですよね…」

って、ため息まじりに聞くことが多いです。

こういうカルチャーは本当に残念。

これがアメリカだったら、そもそも移民の国、いろんなタイプ、いろんな発想の人がいて、いろんなことを試行錯誤しながらチャレンジし続けて成長・前進してきているカルチャーがあります。

だからテスラのイーロン・マスクさんも、クルマの自動運転に失敗しまくってても、「それ見たことか」って「叩かれる」のではなく、いつか成功することを信じている人たちから応援されています

さぁ、じゃあ日本にもそういうカルチャーを持ってこようぜ!

…って、言うのは簡単だけど、国民性、歴史など…島国根性チックなバックボーンがギュンギュンかよっているカルチャーを変えていこう、っていうのは今の段階ではまだスケールがデカすぎるお話です。

それならば、日本の田舎だからこそうまくいく、ジャパニーズ・カルチャーにマッチしたやり方を見出すってことも大切だと思うのです。

「日本的なやり方」って…?

例えばもう、徹底した根回し!とか。

そう、みんな毛嫌いするヤツです。

裏工作みたいで卑怯なイメージがあるけど、結局のところ事前のすり合わせがなけりゃスムースに進まないんですよね。

そうでなければぶっつけ本番の会議の席で激論バトルを繰り広げて重鎮を黙らせるほどの材料とディベート力が必要だし、その後のプロジェクトの進行にも圧倒的なリーダーシップがなければ、伝家の宝刀「それ見たことか」の餌食になってしまいます。

とにかく日本では「出る杭は打たれる」

これはヒカルもこれまでさんざん目の当たりにしてきました。

そこでヒカルが編み出した苦肉の策が

目立たない作戦‼︎

これはつまり、自身が前面に出て目立ってしまうと、つまり「出て」しまうと、たちどころに「打たれ」てしまうので、コッソリ水面下で動いてプロジェクトを進めてしまう、というものです。

エー!マジかよ、自分が前に出ないと全然おもしろくねェ…!

と目立ちたがりなわたしはついつい思ってしまうのですが、意外とこの作戦に大きくうなづく視聴者は多数でした。

みなさん同じような苦労をされているんですね…!

ここまでの話をまとめると、地域に取り入って、自分のやりたいことを実現させるには、

  • キーパーソンを見極める
  • 自分達のやりたいことをしっかり言語化・可視化する
  • 根回しをしっかり行う
  • 目立たないように水面下で動く

この辺りを意識することが大切な気がしますね。

経験に基づく言葉の重み

ヒカルがガッツリ関わっていた「谷上プロジェクト」では当初3つのスローガンを掲げていました。それがこのみっつです。

  • 出る杭を伸ばす!
  • 失敗は成功のもと!
  • 大ボラ吹き大歓迎!

「谷上を日本のシリコンバレーに!」というコンセプトからするとピッタリな、ワクワクするスローガンだったのですが、日本の土壌に長く触れ続けるうちに、次第にヒカル自身の物事の捉え方も変化していきました。

ちなみに、こういうことに対してやたらと「オイ最初と言うことが違っとるじゃないか!」と言いたがる方もおられます。

ウーン、でもわたしは、常に変化し続ける環境を見据え対応し続けることで自らを成長させ続けている人ならば、ビジョンや方針は常に変化し続けるものだと思います。

むしろいつまでも同じことばっかり言って同じことばっかりやってる人間の方が残念なのではないかな…。

少し横道にそれちゃいましたが、まぁ、ヒカルは実体験をとおして

「ビッグマウス過ぎると、周囲からの期待が膨らみすぎて、その圧力でむしろ潰れてしまう」

ということを学びました。

今のヒカルが感じているのは、いきなり大風呂敷を広げるよりも、「着実に積み上げてきた成果に基づいたネクストステップ」を示す方がはるかに説得力があるということです。

ヒカルの奇跡の軌跡を見てみましょう

ヒカルの実績を知らない人が

「あぁヒカル、流行りに乗ってグランピング始めたのか、大丈夫かな?」

って心配することもあるかもしれませんが、ちょっと待って、と。ここでわたしは遮ります。

ここでヒカルの重ねてきた経験と、グランピング施設の経営に役立てているファクターを見てみましょう。

  • 金融機関勤務の経験でお金の動きを理解している
  • 脱毛サロンで実店舗経営のやり方も知った
  • クラウドファンディングの実績も積んだ
  • クラウドファンディングで谷上のグランピングを成功させた
  • コロナがグランピングへの一点集中を後押し
  • グランピングは自分の思いともつながる(地域の活性:地元の土建屋で工事、地元の食材を使用、地元の人を雇用)

ね⁉︎ コレ見事にグランピングに導かれる人生だった…と語り継がれるでしょ。

でも、これが例えばヒカルが途中で手がけたのがグランピングじゃなくて焼肉屋だったら、今ごろ

「知る人ぞ知るローカル和牛と地元産野菜を使ったカントリースタイルのステーキハウス」

を経営してたかもしれない。

それくらい、積み重ねてきた経験から満を持して湧き上がる「これだ!」って事業と、まぁその…芸人がポッと焼肉屋をオープンして「しっかり研究しました」ってシレッと言ってのけてるのとは申し訳ないが重みが違うんですよね。(中には本当に芸能活動を通して得た知識や経験を上手く活用してビジネスに昇華させている方もおられます)

地方創生とは…

地域にお金が落ちて循環する仕組みを、地域のみんなで見つけ、稼いでいくことと見つけたり。

でしょうか。スッキリまとめるにはもう少し言葉を研ぎ澄ませなければなりませんが、「カネの匂い」や「したたかに儲ける」的なニュアンスをもっと前面に、生々しく掲げても良いのかもしれません。

キレイゴトを言うて、飲みながら夢を語ってても何も前に進まんのんじゃ

ということにヒカルは数年前に気づきました。

今、田舎で苦しむわたしたちも早くそれを共通理解にして、行動を起こさなければなりません。

ヒカルの名言「火事場に行かないと馬鹿力は出ない」が改めて刺さります。

やったりましょう、日本中で地方創生に悩むみなさん!

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