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ヒカル応援団集会所

ヒカルの熱狂と現代の志士

押忍、ヒカル応援団長シンです押忍。

今月もヒカルとのトークをまとめていきましょう。

ちょっとまず軽くヒカルの近況を。

ヒカルは先日、話題のジブリ最新作「君たちはどう生きるか」 を見たそうです。

それも2回も

…というのも、1回目は日頃の激務のせいで(ということにしといてやってください)なんと大事な場面で寝落ちしてしまい、肝心なところを飛ばした状態でエンディングになって

「エッ?アレッッ!?どういうことだったんだアレ…」

ってなり、気になったヒカルは YouTubeの解説動画を観てネタを知る という、真のジブリファンが知ったら炎上するんじゃないかっていうような離れ業をやってのけ、さらにその後すかさず2回目を観て完全に理解するという異例の楽しみ方をしたそうなんです。

ヒカルは日頃、かなりキレッキレになんでもスマートにこなしているイメージがあるかもしれませんが、時々こういう「マジか!!」というようなネタをブッ込んでくれます。

しかもヒカルは最近ジブリにハマったという、これまたなかなかレアな、三十路ジブリデビューという異色のファンです。

その代わりハマり具合も鋭く深いので、ジブリ映画から「自然との共生」とか「自然の素晴らしさ」をガッッッツリ感じてるし、

デジタルが進むほどアナログ・自然に回帰していくのだ

という宮崎駿からのメッセージも受け止めたというほどの高感度っぷりなのです。
なんでもヒカル曰く宮崎駿作品の素晴らしいところは、物語がいきなりファンタジーからスタートするのではなく、主人公がリアルな現実からいつの間にか作品の世界に巻き込まれ、ファンタジーを垣間見るような構成になっているところなのだそうです。

これに対しヒカルのグランピング施設は「リアルな自然の中に非日常を表現する」というコンセプトでやっていきたいと言います。

このコンセプトを聞いて、わたしが思い浮かべたのはディズニーランドです。

ディズニーランドのキャストたちはディズニーランドの世界に住んでいて、ディズニーランドの世界が彼らの日常です。で、わたしたちがその世界に遊びに行っている。

というお約束になっていますよね?

ウェスタンリバー鉄道の駅長さんは、西部開拓時代の街に住んでいる
彼が仕事の後で舞浜駅のコンビニでビールと焼き鳥買って浦安のマンションに帰ってるなんてことは、誰も考えたことはないし、そんなはずはないわけです。

ヒカルのグランピングの場合は、お約束でも大人の事情でもなく、ヒカルもスタッフも、そのグランピング施設のある世界観が日常です。
都会から来たお客さまに「ワァ〜、こんな世界あるんだ…」と心から満喫してもらうために、ディズニーランドのような異世界トリップな雰囲気が醸し出されるといいですね…!

長い前置きの最後に、ちょっとだけ話をジブリに戻しますが、ヒカルは「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」を歌う米津玄師さんと生年月日が同じというこれまたレアなミラクルさんです。誕生日、ではなくて生年月日ですよ。同じ年の同じ日に、日本のどこかで米津玄師が、山口県でヒカルが、オギャーと生まれていたという…!

さてさて、

みんなが「やっと下関にきたな」と言いますが、ヒカルは、下関でグランピングを始めることはあくまでも「スタート」と捉えています。

ヒカルの原点は、社名のとおり「Restoration = 維新」。
地方から日本を盛り上げるぞ!という志です。

楽天の三木谷社長も「大切なのは売り上げや利益じゃない、アントレプレナーは社会に変化をもたらしてナンボ!」という考えだそうで、同じ元銀行員、MBAを取得して会社を立ち上げた、しかも誕生日が1日違い(今回誕生日ネタ多いな)、というヒカルは妙なシンパシーを感じて奮い立っています。

ヒカルの下関のグランピング施設は、下関夏の2大イベントのひとつ「関門海峡花火大会」の花火を観賞するには絶好のロケーションです。
花火大会の会場からは2kmくらい離れた場所になるのですが、これが絶妙なんですね〜。

というのも、「海峡」花火大会ってくらいで、関門海峡を挟んで下関サイドと門司港サイドの2ヶ所に会場が設けられ、両方から同時に花火が上がるんです。

どちらの会場も岸壁に有料の観賞エリアが設けられていて、暑い中昼間から頑張って席取りすれば、自分サイドの花火を真上に、対岸サイドの花火を前方に眺めることができますが、有料エリア外はもう、建物やら、有料エリアを区切るフェンスやら、ごった返す観客やらに遮られて、両方をしっかり観賞することはほぼ無理なんです。水上花火みたいな低い位置での花火は見えた試しがありません。

それでも「お祭り」ですから、ゴチャゴチャした雰囲気の中で、高く上がる花火を見るだけでも十分に楽しいイベントです。

ただ、やっぱり子ども連れ、家族連れ、中年にはなかなかキツい。
人に酔うし、何を買うにも混むし、できれば会場から離れてゆっくり眺めたい…

って時に、ヒカルんトコが最高です。
なにしろ関門海峡に面した立地ですから、関門橋の向こう側右に下関サイド左に門司港サイド花火が、同じ視界に見えます
宿泊しているなら、ほぼプライベートな空間で、BBQしながらビール飲みながら、ゆったりと花火を楽しめる…これは間違いなく、海峡花火の8月13日が、1年で一番当たりの日になりますね。

一方でヒカルは、豊北町で開催された「滝部夏の市」にも遊びに来てくれました。
これは元々、商店街で夏の夜市として催されていたのですが、商店街の活気が衰退とともに会場を公民館の駐車場に移し、商店街のお店や地域の団体がそれぞれに出店を並べて賑わうイベントに姿を変えたものです。海響花火とは対極の、ど・ローカルなイベントです。

滝部の商店街は空き店舗ばかりになってしまって非常に残念なのですが、夏の夜市はコンパクトなスペースに出店が立ち並び、来場者も会場のキャパに対して多いので、ワイワイと盛り上がります。地域の住民が集まってステージイベントを楽しみ、ビアサーバーからビール注いでゴイゴイやってる、ハッピー全開な光景です。

この活気はヒカルにとってはものすごいエナジーチャージになりました。
地元にまだこんなに盛り上がるパワーがある!っていうのが何より嬉しいことですからね。

ヒカルも下関では、ただグランピング施設を経営するだけではなく、そこにプラスアルファ、ヒカルの表現したいことをもっと形にしていきたい、という風に考えています。そんな流れでジブリに興味を持ったということだそうです。

ヒカル自身、ヒカルは「商売人」ではないと認識しています。

現代において、日本を盛り上げる、日本をつくっていくのは政治ではない

現代の志士は政治家ではない、起業家だ!

とヒカルはスローガンのように語るのですが、これは例えば Appleが iPhone をつくったら、iPhoneに合わせて世界が変わったように、起業家のイノベイティブなチャレンジが、政治以上の影響力をもって、社会を変えていくことができる!という非常に力強い言葉です。

ただ、そうすると起業家たちの開発した AI がこれから社会を変えていきそう… AIやDXについて学ぶべき、とヒカル自身も分かっているのですが、一方なかなかそこにモチベーションが注ぎ込めないヒカルもいるわけで、ちょっとシンプルにはいきません。

ところが先日、谷上プロジェクトの頃から付き合いのある仲間との話の中で、

ヒカル自身が熱狂できていることが大事だよね

という悟りに行きついたそうです。

例えば下関でのグランピングも、関門海峡を臨む候補地(現在の建設予定地)に立った瞬間、ヒカルは

ここで絶対にグランピングをやる!

と決めたと言います。これは「ここでグランピングがやれたら1回死んでもいい、死なんけど」という勢いの気合だったそうで、このモチベーション・熱意こそが一番大切だとヒカルは再確認しました。

結局ヒカルは、自身の感覚に正直に、感じたままを表現し続けていれば、ヒカルのやってきたこと、ヒカルがやろうとしていることは、必然的にその当時のヒカルを見事に表現したレガシーとして残っていくんでしょうね。

そう考えると、すごい仕事をしているな、ヒカル。

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