得る感性、感じるアンテナ
押忍、ヒカル応援団長のシンです押忍。
ヒカルの下関でのグランピング施設のオープンが決まった6月のトーク(飲み会)から1ヶ月、ヒカルは 得るもの多く、感じるもの多く という日々を過ごしていたそうです。
下関のグランピング施設の進捗で言えば、契約が完了し、施設内のレイアウトが決定したということで、スムースに進めばお盆明け頃から着工予定とのことで、この記事が公開される頃には、建設予定地も資材や重機で賑やかになっているかもしれませんね。
ちなみに現場にはヒカルの右腕 ショウゴ がしっかり張り付いて、様々な準備を進めているとのことで、ようやく下関に戻って活躍しているという ショウゴ の話を聞くと本当に嬉しく思っています。
ヒカルのありあまる行動力、常人にはなかなか理解されにくい考え方に振り回されながらも、文句も言わず付き合ってくれて、本来得意としているデザインや動画編集とは全く異なる屋外でのガテン系の仕事やスタッフ間の調整、スイーツのメニュー選定まで、大車輪に活躍しているショウゴ…。
男子高出身で格闘技やってた男が スイーツのメニュー選定 て…!! しかもそれがなかなか女子ウケがいいって言うから大したモンです。
レストレーションのメンバーは大概面白い人が多いですが、ショウゴについてはヒカルの起業前から知っているだけあって応援団長としても個人的には思い入れも強いですね。これからもヒカルをよろしくお願いします!
アフターコロナの戦略
コロナ禍でグランピングは爆発的な知名度を獲得しました。都会を離れ、密を避け、ゴージャスな非日常を体験できる、素晴らしいレジャー!として。
そうするとコロナが落ち着いてきて、人々が日常を取り戻しつつある現在、これからは他のレジャーと比較しても優位なプランで勝負ということになります。
例えばソロキャンプに倣って ソログランピング とか、複数の拠点を有するレストグランピングならではの、グループ内のリピーター割引やプレゼントなど、可能性は広がっています。
平日の稼働率を上げるために、「素泊まりで一ヶ月」のような プチ移住プランとか、企業を対象とした、ヒカルの虎の子「レジャーワーク」プランなどもアイデアとしては思い浮かびやすいところなのですが、これらをきちんとお客さまに提供できて、満足していただけて、さらに収益化もできる「商品化」の部分が難しいところなのだそうです。
「プチ移住プラン」、作ってみたはいいけど、結局ウィークリーマンションとの差別化が図れませんでした…とか、「レジャーワークプラン」、仕事の効率も社員のモチベーションも中途半端な効果しか得られなさそう…とか、それではレストグランピングの商品としては提供できません。
商品化さえできれば、営業はヒカルが得意とするところなので、例えば渾身の「レジャーワークプラン」ができれば、社長のヒカル自ら、そのプランの魅力・メリットをバンバンアピールして、都市部の企業に売り込みまくる意欲はメチャメチャあると意気込んでいます。だからやはり、そのくらい、ひとつのアイデアを商品という形にするというのは大変なことなんですね。
ヒカルの一ヶ月の学び
ヒカルは6月に東京で開催された、母校グロービス経営大学院の「G1サミット」に参加しました。このG1サミットは、グロービス経営大学院 堀 義人 学長が2008年に創設した、「日本版ダボス会議」と表現されるイベントで、公式Webサイトによると、
政治・経済・ビジネス・科学技術・文化など、様々な分野の第一線で活躍する同世代の仲間が、互いに学び、立場を超えて議論し、未知の領域であった知恵を自らの糧としながら、良き仲間を得て、リーダーとして自身も周囲も成長していくことを趣旨としている
という、ちょっとわたしなんかがプラッと行ってウェースっつって入れてもらえるような集まりではなさそうです。
さらにこの堀学長、高校卒業までを茨城県の水戸市で過ごしたそうなのですが、30年ぶりに水戸市を訪れた際にその街の変わりように愕然としたそうで、ふるさと水戸を復活させるべく「水戸ど真ん中再生プロジェクト」を立ち上げ、Bリーグのバスケットボールチームのスポンサーになったり、スポーツの教室や体験ができてカフェも入っている施設を作ったり、グロービスのキャンパスを設立したり、スポーツから伝統芸能まで、とにかくあらゆる分野でまちが盛り上がるド派手な仕掛けをドッカンドッカン打ち上げててメチャメチャ面白い方です。
さらには、かつて茨城県ひたちなか市で開催されていることが県民の誇りであった「ROCK IN JAPAN FESTIVAL (通称「ロッキン」)」が2021年にコロナにより中止になり、以降千葉県で開催されることになってしまったことを嘆く茨城県民のために、独自の「Lucky Fes」を、「茨城のフェス文化の灯を消すな!」というロックな合言葉で立ち上げるなど、茨城愛の強さがレベチです。
この Lucky Fes は、そのコンセプトの中に「ファミリーで楽しめる」っていう文言が掲げられているのが個人的にはたまらなくステキで、出演アーティストのラインアップに「オォッ、フェスといえばこのバンドよな~!」という顔ぶれが並ぶ中、「石井竜也」「杏里」「相川七瀬」「PUFFY」…などなど、若いおじいちゃんおばあちゃん世代や、わたしたちのようなお父さんお母さん世代が 一目見たい、盛り上がりたい! と眼を輝かせるようなアーティストも散りばめられています。
しかもフェスタイトルの由来が「いばラッキー」っていう、わたしの提唱する「ShimonoSEXY」に通ずる “ドエレーセンス” を感じて嬉しい限り。
イヤ、しかしこういう温かいコンセプトって本当に好きです。
これまでのロックフェスっていうのは確立されたある種「イデア」のようなものがあったけど、茨城県ではどうやるのがピッタリくるかな?みんなが一番喜んでくれるかな?というのを追求するアプローチ。
こういうアプローチって、ヒカルの事業にも応用できそうですね。
例えばこれまでレストグランピングでずっと採用されてきたドーム型テント、これももしかすると地域やターゲットの客層を考えると、他のタイプに変えることも検討できるかもしれない…。というふうに、事業そのものをイチから考え直すきっかけになります。
ヒカルの頭には「オリジナルのものを創りたい」という考えが常にあって、これは単純に形にのこるモノの開発とか発明っていう意味だけではなくて、サービスやシステムなどといった、「全く新しい取り組み」も指しています。
例えばヒカルが新たに下関で事業を展開することで、「グランピングと地方創生が一緒にやってくる」という仕組みとかですね。
グランピング施設が下関に新しくできることで、観光客が増加して、滞在する下関でお金を使ってくれる、という最も基本的なサイクルに加えて、ヒカルが施設で提供する食材は全て地元のものにこだわったりだとか、フロントから清掃まで、スタッフの雇用が創出されたりだとか、そもそも施設の建設についても地元の工務店さんに発注したりだとか、少しでも地域経済を回して、下関を元気にしようという取り組み。
これは、全国的に有名なホテルチェーンや、話題の商業施設などが鳴物入りでドーンと下関にやってくるインパクトに比べると小さな取り組みかもしれませんが、敢えて直球で表現するならば「下関で吸い上げたお金を中央に送る仕組み」よりもずっと温かく、永く地域を応援し、また応援される取り組みになるはずです。
たまたまこのトークの最後にヒカルがポロッと言った言葉が印象的でした。
先日ヒカルのお父さんとお母さんがヒカルの家に来たそうで、その時にヒカルが両親の様子を見ていて気づいたことがあったそうなんです。
それは、ヒカルのお父さんやお母さんにとっての「幸せ」「幸福感」っていうのは、自分がおいしいものを食べたり贅沢をしたりすることよりも、「孫が喜ぶ」ことの方が重要なんだな、ということです。
まぁ世の中の「おじいちゃん・おばあちゃん」とは大体がそういうモンと理解されているとは思いますが、でもこの「自分のためよりも人のため」っていう感覚、これからの時代、結構大切なんじゃないかと思うんです。
わたしも現在勉強中なので詳細についての名言はしないでおこうと思いますが、最近よく耳にするようになった「シェアリング・エコノミー」では、モノを所有することに対する欲求が薄まり、「モノの豊かさ」だけでなく「心の豊かさ」を重視する価値観が広がっています。
この価値観においては、「自身の所有・消費のための購入」ではなく、「自分のためよりも人のため」の購入によって、「心の豊かさ」を得ることが大切になります。
ヒカルのグランピング施設も、そのコンセプトや仕組みによって、自身の楽しみ や インスタ映え に +α として、「誰かのため」や「地域のため」になっていることによる「心の豊かさ」が得られる、実感できるスタイルができると素敵だな…と思いました。
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