いいアウトプット は いいインプットから

押忍、ヒカル応援団長シンです押忍!
今年最初のヒカルとのオンライントークはテンションのアップダウンがすごくて、さすが1月、箱根駅伝みたいだな!って感じでした。
ちなみに今年は元旦に氏神様に初詣したら、バッタリヒカル一家に出会いました。今年もヒカルとの縁が深い1年になりそうですね。
いいインプットがいいアウトプットをつくる
さて今回は、ヒカルの持論からスタートです。
いいアウトプット、つまりサービスの提供ですね、これを実現するためには、いいインプット、つまりホンモノに触れる、質の高いトレーニングを受ける、といった経験や知識の蓄積が重要です、と、こういうワケですね。
…ということを踏まえたうえで、少し状況を補足しますと…
詳細の説明は避けますが、ヒカルは最近、仕事上で起きたできごとに、自身の仕事観や取り組みについて深く反省し考える日々を過ごしています。
甘えがあったのではないか
弱さがあったのではないか
これまでわたしが見てきたヒカルには、一切の甘えや弱さは感じられませんでしたが、本人はとことん自分自身に追求するつもりのようです。
日頃は楽しみを売っているヒカルですが、こういう時は、ウキウキと楽しいアイデアをアウトプットするタイミングではありません。
今回のトークの直前の土曜日、ヒカルは珍しく関西にいました。なにしろ土曜日はグランピング施設が一週間で一番忙しくなる日ですから、現場にいるのが通常です。
ヒカルはこの機会を、これから良いアウトプットを生み出すためのインプットのために活かそうと考えました。
それで、灯台もと暗し過ぎてこれまで経験できていなかった「大阪のホテルに泊まる」という体験をすることにしたわけです。
しかし、仕事に活かせるネタをインプットするためとはいえ、地元で人気のホテルに宿泊してみるとは…
羨ましいような、もったいないような…。
でも意識の高いヒカルは真剣そのもの。人気の秘密や斬新なアイデアをしっかり観察し、吸収しようとします。
客室内の雰囲気は、無機質なモノクロの中に上手にネオンカラーが取り入れられていたそうで、シンプルがコンセプトかと思いきや、ポップに描かれたイラストもアクセント的に使用されていて、メリハリというかエッジの効いたデザインがあからさまにオシャレだったそうです。
客室だけでなく、ロビーもフロントもバーもレストランも、とにかく館内の隅々が、例えるならチーム・ラボのアートのように光と影を絶妙にコントロールして設計されていると…。
なるほど確かにそういう「オシャレな空間」っていうのはいくらわたしたちが頭の中でゼロから思い描いて組み立てようとしても無理があります。でも既に完成している「オシャレな空間」に実際に身を置いてみると、そしてそこからヒントを得ようと観察してみると、メチャメチャ効率よく、様々なアイデアが吸収できそうですね。
この大阪のホテルの、斬新でスタイリッシュな雰囲気は、同じホテルでも例えば リッツ・カールトン のラグジュアリーさや伝統と比較するならば、その対局の感動に満ちていたそうです。
「やからさ、宿泊・グランピング施設はブランドをどう表現するのかが重要なんよ、シンちゃん」
…オッ、オゥ… なるほどなァ、ヒカルゥ…
イヤ〜、それなら前言撤回ッ!!
「前言」つまり 近所のホテルに宿泊、「羨ましいような、もったいないような」って感情は完全にキャンセルされ、「良ェ体験したのォ〜、ヒカル!」という賞賛の気持ちでいっぱいです。ブラボー!
ちなみに今回の件だけに限らず、冬はグランピング施設にとってはオフシーズンにあたるので、インプットの時期として、様々な自己啓発に努めてきたというヒカル。
福岡県の糸島や、鹿児島県の吹上浜でグランピング施設を視察して、自身の施設でも取り入れたい設備や仕組みを研究したそうです。
ホンマにヒカルは現場がいちばん。
オフィスや会議室でじっと考えて絞り出すアイデアより、フィールドで直感的にひらめくことの方がヒカルにとってはベストであることが多いです。
こういうキャラもあって、「いいインプットが いいアウトプットを生み出す」という境地に達しているワケですね。
さてさて、ヒカルは冬の間にさまざまなインプットを叩き込んだ結果、
ヒカルの事業のキーポイントは
「その土地の価値を最大化させること」にあり
という考えに至りました。
「都会で流行っていることをそのまま田舎に持ってきてプチバズってハイッ、大・成・功ォ〜ッ‼︎ブイブイッッ」
みたいな話ではなく、かといって
「豊北町は角島大橋があるから全面的に角島大橋を押し出して ガ ッ チ リ !」
みたいな話でもないんですね。
「その土地の価値」っていうのは、このシンプルな言葉の中に、わかりやすい景観や特産などだけでなく、その地域特有の文化や、住民のキャラクターや、周辺の地域との関係や、歴史や気候などなど… さまざまなパラメータで測られるもの、という意味が込められています(…とわたしは捉えています)。
だからこそ、その価値を 最大化させる っていうのは誰にでもできることではないし、深くその地域について知る必要があります。
そして何より、その地域に対する 熱い想い や 愛情 がなければ実現できないことです。
ヒカルがサラッと言ってのけるその背景には、当たり前のように上記を理解し、覚悟をきめているんだ、というオーラが感じられ、応援団長としても頼もしい限りです。
この考え方に基づいて、例えば ある都会的なまちに暮らす人、プチ旅行気分にちょうどいい距離を隔てた田舎にステキな場所があって、そこでグランピングができる。地産地消のおいしい食べ物もあって、特別なアクティビティもできる…って環境があったとしたら、その田舎には「都会で疲れ切った人たちを抜群にリフレッシュさせる価値がある」ってことで、そこを軸に「ヒーリング・タウン◯◯‼︎」みたいなコンセプトでまちづくりを展開できるかもしれません。
やっぱりここでも、「自分たちのブランドをどう表現するのか」という視点が重要です。
例えば大阪のホテルでは、都会的でスタイリッシュな非日常があらゆるところに表現されていたわけですが、これをそのまんまヒョイッと田舎に持っていって同じような人気が出るか、というと大いに疑問です。
田んぼの真ん中に建つファンシーなラブホテルに感じるような違和感が先行しまくるでしょうね。
そういう視点から、ヒカルの展開する REST GLAMPING では、「田舎だからできる最先端」「ここにしかない非日常」を追求して事業展開しているわけです。
ヒカルは行動力ゴリラなので、ちょっとだけ聞くとノリと勢いだけでウホウホ動いちゃってるように見られがちですが、ちゃーんとこうやって常に考えて分析しているから、いつでも判断できる状態にあるっていうことなんですね。今日はそのことだけでも覚えてあげてくださいね。インテリ行動力ゴリラなんだぞ、ってね。
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